■手縫いの良さ
手縫いはミシン縫いとは違い、サドルステッチという格段に丈夫な縫い方で、しかも両面から見て美しいステッチラインが特徴です。サドルステッチとは1本の糸の両端に2本の針をつけて、表と裏の両方から縫い合わせるステッチのことです。（かつて鞍を縫うのに用いられた丈夫な縫い方。）

■イタリア語で、roll(巻く）＋foglia(葉）＝rolia/ローリア
デザインは大きな葉をイメージしており、大切な筆記具を優しく葉で包みこみます。葉部分のフラップをガバッと大きく開くと、本体が安定して出し入れしやすく、ペントレーのように使えます。

■出し入れ、抜群
ファスナータイプとは違い、ガバッと大きく開いて出し入れが抜群にしやすいフラップタイプ。

■開け閉めしやすく、高級感もあり、見た目も美しいイタリア、プリムホックを使用
ワンアクションで取り出せるホックタイプ。ヨーロッパのスーパーメゾンでも採用されているイタリアPRYM社のバネホックを使用しています。バネパーツには「PRYM ITALY」の刻印が入り、ゲンコ(凸型)パーツが高級感のある真鍮を削り出した挽物になっています。よく使用されているホックと違って上品で、開閉時に手に伝わる感触も良い感じです。

■持ち運びしやすいスリムでライトウエイト
ファスナーの重さがない分、軽量で持ち運びしやすく、スリムタイプで小さいバッグの中でも邪魔になりません。

■収納力抜群、なのにスリムコンパクト
かさばらないスリムタイプですが、ペン5〜6本程度、消しゴム、17cm程の長めの定規も収納可能です。

■ギフトにもぴったり
男女問わず毎日使える革のペンケースは、家族や大切な人へのプレゼントとしてもぴったりです。お届けの際は、専用BOXにお入れします。あなたも日頃の感謝を込めて、「tenui slim pencase /ROLIA liscio®︎」をプレゼントしてみませんか？

「liscio」はアルチザンファクトリーの登録商標です。

大人の相棒にふさわしい、至高のイタリアンレザー『ELBAMATT/エルバマット』
深まる色艶と、もっちりと手に吸いつくような至高の肌触り。イタリア・トスカーナ地方に9世紀初頭から伝わる「ヴァケッタ製法」。その伝統を今なお守り続けるテンペスティー社のエルバマットは、植物タンニンでなめし、じっくりとオイルを染み込ませた革です。エルバマットは、見事なまでに美しく色艶が深まり、抜群の手触りで、数あるイタリアンレザーの中でも際立つ存在です。　原厚（げんあつ）を使用して厚みと極上の肌触り、エイジングをお楽しみいただけます。

オイルケアが不要
十分オイルを含むエルバマット にオイルケアは不要です。防水スプレー、その他コーティングしてしまうようなものも避けて下さい。特別なメンテナンスは何も必要ありません。オイルが染み出していますので、多少の傷は指で擦れば自然にもどります。

透明感溢れる、色の秘密は
エルバマットの鮮やかで透明感のあるお色は、染料のみで行われているからです。傷やシミなど、天然の革の証を顔料や型押しで隠さないので、そのまま残ることがございますが、上質な天然の革で、限りなく素材を活かした仕上げとなっています。さらに、染料で仕上げた革は、お使い頂くほどにお色が深くなり、エイジングを堪能できます。

手縫いのご紹介。詳しくはブログとYouTubeチャンネルにて。ぜひご覧ください。

[型紙を革に]
型紙を革に写していきます。丸ギリは革の裁断時に見にくいので、銀ペンを使っています。正確にトレースしていかなければ、最終の形状にも影響するので、丁寧に。

[手裁ち/てだち]
銀ペンに沿って、革包丁で裁断していきます。やり直しはきかないので、一番集中する工程です。直線は定規をあてますが、曲線はフリーハンドで。「ヴァケッタ製法」で生み出されたマルゴーは、植物タンニンでなめし、じっくりとオイルを染み込ませた革なので、抵抗なくスッと包丁が入り、製作者が心地良く、楽しい革です。

[「コバ」を仕上げる]
革製品の魅力の一つでもある「コバ」の仕上げ。「コバ」は、革をカットした裁断面のことを指し、裁断面は切り目仕立ての革製品にとって非常に重要な役割を担っています。

[へりおとし]
裁断後の革は角がたった状態ですので、角を落としていきます。細かい所ですが、これにより見た目の良さと手にした時の触り心地の良さがでます

[削り]
革の裁断面には、多少の凹凸や革と革の貼り合わせ部分の段差があるので、まず最初にこの部分を丁寧にヤスリを使って表面が滑らかになるまで整えます。断面を丸くしていくように磨いていきます。

[磨き]
次に、革専用の仕上げ剤を塗り込み、その後一般的にはスリッカーとよばれるコバ磨きの道具を使って磨いていきますが、STUDIUMでは、『へちま』を使います。木製のスリッカーよりは革の繊維に優しく、光沢に差が出ます。

[目打ち]
菱目打ちという道具を使用して、針を通す穴を開けていきます。手縫いの最重要ポイントで、綺麗に目打ちができているとステッチが美しく見えます。

[ワックス]
手縫いのみにしか使用できない、麻糸に塗ることができる蜜蝋（みつろう）と松脂（まつやに）をあわせたワックスを塗ってほつれにくく強度を高めています。

[手縫い]
ミシン縫いよりも格段に丈夫なサドルステッチで、一針一針丁寧に仕上げています。糸のテンションのかけ方で、縫い目の美しさや強度にも影響するので、指や手首に集中しながら仕上げます。

本当に良いと思える素材と、手縫いのオールハンドメイド。まさに手から生み出した「tenui slim pencase /rolia-liscio」が、あなたにとって永年の相棒になることを信じています。

■サイズ
[横]上部20.8cm/下部18.5cm×[縦]両端部分5.5cm/センター部分5cm×[厚み]3.5cm
(内寸 [横]上部18.5cm/下部17cm×[縦]両端5cm/センター4.5cm×[厚み]2.8cm)

■重さ
約65g
※若干個体差があります

■本革：イタリア、テンペスティ社フルベジタブルタンニンレザー『エルバマット』
■留め具：イタリア、PRYM社のバネホック
■メッキ色：アンティークゴールド

送料は無料です。
この商品は受注生産となり、お支払いの確認が取れましたら製作にかかり、5日ほどで発送いたします。
※日本郵便レターパックプラスにて発送。

※2023年12月29日(金)～2024年1月3日(水)まで年末年始休業とさせていただきます。
年始は2024年1月4日(木)より営業を再開となり休業期間にご注文いただいた分の発送を開始いたします。
メールでの各種お問い合わせの回答も1月4日(木)より順次返信をさせていただきます。

※当ショップで取り扱う商品は天然素材を使用しているため、商品によっては多少のキズ・シワ（トラ）・汚れ・血すじがありますが、革ならではの味としてお楽しみいただければ幸いです。
※染料のみの、特にイタリア革は色落ち・色移りが生じやすいです。そのため、淡色服との組み合わせにご注意ください。
※商品素材の表面がデリケートなだけに、製造過程で多少の当たり傷・押し跡・擦り傷などが付く場合があります。あらかじめご了承ください。
※濡れた箇所を放置すると、シミになる可能性があります。特にアルコールを含んだ液体にはご注意ください。濡れてしまった場合は、すぐに乾いた柔らかい布で軽く押すようにし、水分を取ってください。
※重さに個体差があります。
※ロットや部位によっては、色の濃淡・質感が異なる場合があります。
※モニターの環境によって、実際の商品の色合いと異なって見える場合があります。